養殖事業について

養殖技術で天然の美味しさを超える

ほとんどの天然魚は産卵後、6ヶ月で旬を迎え、美味しい時期は2ヶ月間で終わってしまいます。橋口水産では、新しい栽培養殖技術を導入し、栽培養殖魚の目標であった“良質な脂質をのせて旬の時期をどれだけ延ばせるか”に挑戦してきました。

養殖環境

養殖に適した五島列島の海域

五島列島を取り囲みながら北上していく潮流の海水温は13度以下になることがなく、夏場でも29度を越えることはあまりありません。さらに五島列島の島の間の潮流は早いが、比較的波は穏やかで赤潮の心配もなく、回遊魚ブリの栽培養殖場に世界一適しています。

養殖へのこだわり

厳選された稚魚を独自開発のエサで育てる

厳選された天然の稚魚(ぶりっ子)

ぶりっ子(ブリの子供たち)は、流れ藻の下に隠れながらプランクトンや小魚を食べ、少しずつ大きくなっていきます。そのぶりっ子を生簀に集め、その中から優秀なものを選別し大きく育てています。

厳選された天然の稚魚(ぶりっ子)

9年の歳月をかけて開発したエサ

五島近海でとれる新鮮な生エサをベースに給餌しています。さらに養殖魚を太らせるためには必要不可欠だった魚油を大幅にカットして、大豆やトウモロコシ等の穀物や酵素分解物を主成分にした高機能サプリメントで育てています。

9年の歳月をかけて開発したエサ

天然魚を超えていく

年間を通して脂が乗っていて高い栄養価の養殖ブリ

天然魚より脂がのっている

バランスのとれた栄養たっぷりのエサを摂取することにより、年中安定した高品質の脂を蓄えることができるようになりました。

天然魚より魚臭がなく変色しにくい

様々なメリットを持つエサを組み合わせることにより、免疫力がアップし身質の変色が遅く健康な養殖魚に育ちます。また、低水温でもエサの趣向性が高まり、生臭くなく、さらに夏場のハマチでも良質の脂を蓄えて成長が早い、生臭くない養殖魚に仕上がります。

天然魚を超えていく養殖ブリ

天然魚より高い栄養価

EPAとDHAはともに人の体内ではほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種であり、EPAは血液や血管の健康維持に重要な成分で、DHAは乳幼児の脳や神経の発達に必要な成分です。そのEPA+DHAが極上ブリの場合、本鮪(赤身)の38倍、天然ブリの2倍の量を摂取することができるのです。

天然魚より旨みが強い

魚の旨み成分であるアミノ酸を増量することにより、より一層旨み成分を引き出すことに成功しました。

天然魚を超えていく養殖ブリ

鮮魚加工

高い鮮度のまま加工施設へ

橋口水産では、お客様からご注文を頂いた後に必要量だけ漁を行います。水揚げした魚はその場ですぐに活き締めを行い、そのまま長崎市内にある自社加工施設へと運びます。HACCP認定の自社加工施設では徹底した衛生管理のもと、お客様のニーズに合わせて加工を行い、その日のうちに出荷を行っています。

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